ホットケーキと並んで、休日のやさしい朝ごはんと言えば、フレンチトースト。
ホテルオークラのフレンチトーストのレシピが流行したり、ニューヨークのデザートレストラン『サラベス』が人気になったり…
最近はベーコンやサラダのついた、お食事系のフレンチトーストもよく見かけるようになりました。
今回は、「甘いフレンチトースト」と、「塩気のあるベーコンと合わせた甘くないフレンチトースト」それぞれのドリンクペアリング(フードペアリング)をご紹介します。
失敗しない!フレンチトーストのコツ
簡単に家で作れるフレンチトーストですが、意外と難しいものですよね。
焼きすぎてしまったり、白身と黄身がまだらになってしまったり、フワフワにならなかったり、簡単そうに見えて、失敗することも…
失敗しないコツは、卵をしっかり混ぜることと、弱火でじっくり蓋をして焼くこと。
卵と牛乳を混ぜる時、しっかり混ざっていないと、色味も味もムラができます。
なぜか1ヶ所だけ卵がしみてなかった...なんてことはありませんか?
白身を切るようにしっかり混ぜ、そのあとに卵と砂糖を泡立てないように混ぜます。
最後に牛乳を注ぎしっかり混ぜること、がポイントです。
また、カリッとした食感をイメージして、強火で焼いてしまいがち。 弱火でじっくり蒸し焼きにするのがおすすめです。
フレンチトーストとドリンクペアリング
おいしいフレンチトーストが焼けたら、ピッタリのドリンクを添えて頂きましょう。
フレンチトーストにおすすめなのは、ミルクティー。
同じミルクティーでもちょっと飲み方を変えて「甘くないフレンチトースト」「甘いフレンチトースト」とそれぞれ合わせてみましょう。
紅茶大国イギリスでの MIF派 or MIA派 論争をご存知でしょうか?
MIFというのは Milk In First。ミルクを先にカップに入れ、そこに紅茶を注ぐ方法。
MIAは Milk In After。紅茶にミルクを注ぐ方法。
ベーコンやサラダを添えていただく、甘くないフレンチトーストにはMIFのミルクティーを。
MIFで淹れたミルクティーは、牛乳のたんぱく質の変質が少ないため「牛乳くささ」が少なく、MIAに比べると少しなめらかな感じがします。
フレンチトーストの牛乳とリンクし、リッチな味わいを楽しむことができるペアリングです。
一方で、ハチミツやメープルシロップをかけていただく定番の甘いフレンチトーストはMIAのミルクティーで。
MIAのミルクティーの一番の利点は「まずはストレートティーで楽しめる」ということだと思います。まずはストレートティーで楽しみ、半分はミルクティーで楽しむ。
ミルクティーにおススメの茶葉は、「アッサム」「ウヴァ」です。
アッサムはインドの世界最大の茶産地で、重厚感のある甘みとずっしりとしたコクが特徴。
一方「ウヴァ」はスリランカの高地で作られるお茶で、高地で育つお茶に特徴的な花のような香りとさわやかな渋みが特徴です。
どちらも、紅茶そのもののパンチがあるため、ミルクティーで頂いても紅茶が負けることなく、楽しむことができます。
ゆえに、甘いフレンチトーストにもとても最適。
まずは、甘いフレンチトーストとパンチのあるストレートティーとのペアリングを楽しみ、途中からミルクを注ぎ(MIA)フレンチトーストのミルクと紅茶のミルクのリッチなペアリングを楽しむ。
MIF派 or MIA派 論争もペアリングで解決?!ですね。
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